5月31日は世界禁煙デー。自分の原点を見直してみました。
47年前の1972年5月13日、この日、デパート火災で118名の尊い命が奪われました。
火災の原因が電気工事会社社員のタバコの火の不始末と知り大変なショックでした。当時、電気工事業で独立3年目、必死の思いで断煙、これが健康環境問題に取り組む原点となりました。当時、火災の原因は全ての情報機関で、タバコの火の不始末と報道していました。
先日、フリー百科事典『ウィキペディア』を見て驚きました。火災に関する記事は何処よりも多く書かれているのに「タバコの火」については全く見当たりません。
終わりの方に記されていた火災の原因を読んで目を疑いました。愕然としました。
大阪府捜査一課および南署捜査本部によって燃焼実験がおこなわれた。その結果、5月13日夜にビル3階で電気工事をおこなっていた工事監督が現場に捨てたマッチの擦り軸が火災の原因であると断定した。と、書かれています。そのまま受け取れば放火でしょう。118名もの命を奪った犯人の名前、その逮捕、その処罰等については全く見当たりません。
健康や環境を犯した原因がタバコ(ニコチン)であった場合、何処への配慮ですか。
ネオニコチノイドに関してメディアが取り上げないのは、ニコチンに辿り着くからですか。
タバコ会社の大株主として、国が経営に参画しているのは、世界中で、「日本だけ」です。
もの、物事を決める基準を、今と将来の「命」に良いか、悪いかで決める「令和時代」に。
“「経済優先」から「命優先」へ”舵を切れるのは、消費者、「私たち」です。