日本は発達障害大国 その原因は

 小中学生15人に1人、大人は10人に1人・日本は世界トップクラスの発達障害大国

 脳の障害による病気、不可解な行動・犯罪・事故・年齢を問わず全ての人たちが被害者に

  20154に環境脳神経科学情報センター代表黒田洋一郎氏のインタビュー記事では、農薬大国・日本の現実、ネオニコチノイド系農薬で、発達障害が急増する。とあります。

 近年、EUで、ミツバチの大量死の原因として、使用が禁止された農薬がある、それがネオニコチノイド系農薬、この農薬がミツバチだけでなく、人体に対しても影響を及ぼす、特に発達障害の原因となる説を提唱している。と紹介、読み応えのある内容です。

 20171221、日本弁護士連合会では会合を開き、農林水産大臣に「ネオニコチノイド系農薬の使用禁止に関する意見書」を提出。以下は 意見の趣旨と理由の一部です。

第1、意見の趣旨、の文中のひとつに、斑点米カメムシ類について、植物防疫法施行規則の改正により指定有害動植物(植物防疫法22)としての指定を解除すること。と、あります。

第2、意見の理由、の文中のひとつに、ネオニコチノイド系農薬は選択毒性が高く、しばしば「昆虫には強毒性、ヒトには弱毒性」といわれるが、これは正しくないとの重要な指摘がある。神経伝達物質アセチルコリンは、ヒトでは自律神経、末梢神経に多いが、そればかりでなく、記憶や学習、情動など中枢神経でも重要な働きをしていることが知られており、さらに。近年、免疫系や脳の発達にも重要な働きをしていることが分かってきている。

 このため、ネオニコチノイド系農薬のヒトの健康への影響、とりわけ成長過程にある子どもの脳の発達への影響が懸念されている。と、あります。

  2019221、衆議院第一議員会館B1大会議室で、市民のための生活環境病対策緊急セミナーが開催された。「発達障害が10人にひとり、がん患者が2人にひとり、今なにが起きているのか?その原因は」講師の1人、環境脳神経科学情報センター副代表の木村―黒田純子先生は「農薬(ネオニコチノイドなど)と発達障害との関係」を講演されました。

 農薬は農毒薬の略語なり、人間ぼちぼち、虫ころり。この言葉は、熊本県の菊池養生園の竹熊園長(当時)から20年ほど前に聞いた言葉です。この年の養生園まつりに船瀬俊介氏が招待されて講演、その日私たちは元病室に宿泊しました。

 その後、キトサンが縁で出口昭弘先生(楽らく多収稲作革命の著者)と出会い、農薬を使わない稲作の指導や講演で九州各地を周りました。農薬のない頃、水を入れたバケツに、タバコの吸い殻を入れてかき回し、その液で田圃や畑の虫を殺していたと聞きました。

 ネオニコチノイドはニコチン類似構造をもつ強力な殺虫剤です。

 今、日本では虫が激減しています。虫の死骸は5~6年で土の養分キトサンとなり、農作物を始め川や海の魚まであらゆる生きものたち、人も含めた「命」の源が「虫たち」です。

 虫がいなくなれば、全てのいきものもいなくなります。日本はどこを目指すのですか。

 ネオニコチノイドは農業だけでなく、合板を始め多くの建材にも使われています。

 当初は抑えられていた毒性が、抑えていた素材の劣化で危険な空気の住空間となります。

 ビニールクロスや新建材等は健康を損なう化学物質を放出、静電気によりホコリを呼び、その空気を人が吸います。どんな空気を吸うかで、「脳」が「身体」が、人生が変わります。

 無垢材の長所は呼吸しています。「愛工房」の45℃で乾燥した芯材は酵素が生きています。シロアリに食われません。そこで「シロアリ嫌証木材」として商標登録しました。

 杉の最大の長所は人の体温を奪わない。接触すると身体が緩む、床材には最適です。

 私が関与する建物の室内照明にLEDは極力使いません。信号機の虫対策が始まりと聞いています。虫は命が危ないと避けます。殺虫機能がついたLED照明も出現しました。

 LED照明を「今世紀最大の公害」と警鐘を鳴らしている資料もあります。照明器具の各メーカーが一斉に、電球・蛍光灯の生産を止めてLEDのみの生産、これ、何か異常です。

 あるメーカーの担当者にLED照明はこの先、人の命に影響が出ないと断言できますか、
 と問うと、できてまだ10年ですから絶対にないとは言えません。と、正直な方でした。

 虫が死ぬLED照明、経済優先、効率優先で「命」のことは?「省エネ・省イノチ」ですか。