ハウスメーカーには違約金を支払い

 2017年8月、東京在住の娘(長女)さんからのメールです。

 茨城県に住む1人暮らしの83歳の母が元気なうちに家を建てることになりました。

 大手の建築会社に依頼しているが、今1つ納得できないでいたとき、『木・呼吸・微生物・超先進文明の創造』の本に出会い、納得、感動しました。と。

 電話で相談を受けた1ヶ月後のメールでは、茨城へ行って母と兄弟に愛工房の話しをしてきました。結果は大手ハウスメーカーとの契約は、違約金を支払い、なしということになりました。と。

 その後、杉浴に親子で参加され、ハウスメーカーの進め方に納得せず、契約の破棄を主張した、元気で自他ともに認める頑固なお母さんと私は意気投合しました。

 新築の話しが進んでいた年の瀬、母が倒れて入院したとの知らせを受け話は白紙に。

 年が明けて退院し地元で一人暮らしをしている次女の家で暮らすことになったとの電話がありました。

 それを聞いた私は、お母さんは何かを持っています、今回の病気は不幸への入口でないと思う。新築の家に1人で暮らすよりも、むしろ、良い方向に向かうと思います。と。

 退院したお母さんは、一階の1部屋で生活することになり、その後、庭に面した別の部屋をリフォームすることが決まり、親戚付き合いをしている地元の建設会社の社長とお姉さんが来所され、安全、安心の部屋づくりとなりました。

 床、壁、天井の全てを杉板張り、断熱材も杉のボード、建具も杉とい草和紙、それに杉黒芯のベッド、部屋が完成するまで別の部屋で起居していたお母さん、出来上がった部屋での生活に、これまでとは全く違うことを感じていると聞きました。

 身体が緩む、暖房を殆ど使わなくても温かいと感心されていたそうです。

 たまに東京から泊りに行くお姉さんは、本人も熟睡できるがお母さんの静かな寝息に驚いたそうです、別の部屋で一緒のときは寝息が心配で怖かったそうです。

 部屋の空気でこんなに変わるのですねと、体感し、感激したと言われました。

 暖房費が安いのにも驚いたと、3月の杉浴に参加した際、みんなに話していました。